MOPAC 2012 キーワード一覧表

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  0SCF データだけ読み込んで停止する
* 1ELECTRON 最終の1電子行列をプリントする DEBUG
  1SCF 1回だけ自己無撞着場計算を行った後停止する
  ADD-H 水素原子を付加する
  A0 入力構造では原子単位を使用している
  AIDER Ab-initio法による微分係数を読み込み
  AIGIN  Gaussian形式の構造データを読み込む
  AIGOUT ARCファイルにGaussian計算用の構造データも出力する
  ALLBONDS 水素原子との結合も含めてすべての最終結合次数行列を出力する
  ALLVEC すべての固有ベクトルの出力をする (VECTORとともに指定)
  ALT_A=A PDB形式ファイルで原子に複数の位置が可能な場合に、タイプAの原子を選択する
  ALT_R=A PDB形式ファイルで残基に複数の位置が可能な場合に、タイプAの残基を選択する
  AM1 AM1のハミルトニアンを使用する
  ANGSTROMS 入力構造ではオングストローム単位を使用している
  AUTOSYM 自動的に対称性を割り当てる
  AUX 他のプログラムで利用するために、追加的な情報をファイル<file>.auxに出力する
  BAR=n.nn 最大n.nn%に鞍点計算の刻み幅を減少させる
  BCC 体心立方に設定(BZで使用)
  BFGS BFGS法による構造最適化
  BIGCYCLES=n 最高n回の完全構造最適化後に停止する
  BIRADICAL 系が2個の不対電子を持っている
  BONDS 最終の結合次数行列を出力する
  CAMP SCF に Camp-King の収束法を使用する
* CARTAB 点群の指標表を出力する
  CHAINS(text) たんぱく質鎖のラベルの順序が通常と異なる場合、その順序を指定する  例 CHAINS(BCDE).
  CHARGE=n 系の電荷がnである(例えばNH4ではCHARGE=+1)
  CHARGES 系の全電荷と系のすべての電荷を出力する
* CHARST CHARSTの詳細な経過をプリントする
  C.I.=n 多電子配置間相互作用を行うよう指定する
  C.I.=(n,m) 多電子配置間相互作用を行うよう指定する
  CIS C.I.に一電子励起のみを使う
  CISD C.I.に一電子、二電子励起を使う
  CISDT C.I.に一電子、二電子、三電子励起を使う
* COMPFG COMPFGサブルーチン内で計算された生成熱を出力する
  COSCCH COSMO 計算で結合双極子と結合四極子補正を加える
* COSWRT 溶媒接触表面の詳細をファイルに出力する
  CUTOFF=n.nn MOZYME計算でNDDO 近似を打ち切る原子間距離
  CUTOFP=n.nn Madelung静電相互作用を で打ち切る距離 (Å)
  CVB MOZYME計算で、Lewis構造やPDB形式のエラーが起きないよう、特定の結合を削除したり追加する
  CYCLES=n 構造最適化の最大反復回数を指定する
  DAMP=n.nn MOZYME計算でSCF 計算の減衰因子を n.nnとする
  DATA=text データファイルの名前が固定されている場合に、データファイルの名前を再指定する
* DCART DCART の経過をプリントする
  DDMAX=n.nn EF/TS計算での最大信頼半径
  DDMIN=n.nn EF/TS計算での最小信頼半径
* DEBUG DEBUGオプションを有効にする
* DEBUGPULAY PULAY の経過をプリントする
  DENOUT, DENOUTF 密度行列を機番10のファイルに出力する
* DENSITY 最終密度行列を出力する DEBUG
* DERI1 DERI1 の経過をプリントする
* DERI2 DERI2  の経過をプリントする
* DERITR DERIT の経過をプリントする
* DERIV DERIV の経過をプリントする
* DERNVO DERNVO の経過をプリントする
* DFORCE 振動計算が指定された場合、力の行列をプリントする
  DFP 構造最適化にDavidon-Fletcher-Powell法を用いる
  DISEX=n.nn COSMO 法でfine grid の相互作用を打ち切る距離
  DMAX=n.nn EF 計算で使う信頼半径の初期値
  DOUBLET RHFで二重項状態を指定
  DRC 動的反応座標計算を行う
  DRC=n.nnn DRC計算で運動エネルギーの増減の半減期を指定する (fs)
  DUMP=nn.nn n 秒ごとにRESTARTファイルを更新する
* ECHO 計算開始前にデータをエコーバックする
  EF 極小点探索にEigenvector Followingルーチンを使用する
  EIGEN MOZYME 計算で、 LMOでなく正準固有ベクトルを出力する
* EIGS  ITERの中で現れるすべての固有値を印字する
  ENPART エネルギーを1中心および2中心項に分解する
  EPS=n.nn COSMO 法で使用する誘電率を設定する
  ESP 静電ポテンシャルを計算する
  ESPRST ESP 計算を再開する
  ESR スピン電子密度を計算する
  EXCITED 一重項第一励起状態を最適化する
  EXTERNAL=name ディスク上のパラメータを読み込む
  FIELD=(n.nn,m.mm,l.ll) x, y, z方向の外部静電場を与える
  FILL=n 開殻、閉殻RHF計算で n 番目のM.O.に電子を充填する
* FLEPO BFGS 計算の詳細をプリントする
* FMAT FMAT の経過をプリントする DEBUG
* FOCK 最終の Fock 行列をプリントする
  FORCE, FORCETS 振動解析を行う。(COSMO法との併用は薦められない)
* FREQCY FORCE計算の中の対称 Hessian行列を印字する
* GEO-CHECK より高度な構造の安全性チェックを行う
  GEO-OK 原子が異常に近接した場合のチェックを無視する
  GEO_REF=<text> X線解析による構造を参照して最適化を行う
  GNORM=n.nn エネルギー勾配ノルムが n.n 以下になったら終了する
  GRADIENTS すべてのエネルギー勾配をプリントする
  GRAPH グラフィックス用のファイルを作成する
  GRAPHF Jmolなどで分子軌道を表示するための書式付ファイルを生成する。すべての分子軌道を含めるには、ALLVECを合わせて指定する必要がある。
* HCORE  HCORE の経過をプリントする
  HESSIAN 構造最適化による Hessian行列を出力する  EFが必要
  HESS=n EF 計算における Hessian 行列の生成法のオプション
  H-PRIORITY DRC 計算で、0.1 kcal/mol以上の生成熱の変化があった毎にプリントする。デフォルト 0.1 kcal/mol
  H-PRIORITY=n.nn DRC 計算で、指定した生成熱の変化があった毎にプリントする
  HYPERFINE 超微細結合定数を計算する
  INT すべての座標を内部座標にする
  INVERT 最適化のフラッグをすべて反転させる
  IONIZE ADD-Hのみと一緒に使用し、タンパク質中のイオン化可能なすべての残基をイオン化する
  IRC 固有反応座標計算を行う。エネルギーは保存されない。
  IRC=n n番目の基準振動の反対方向を指定して固有反応座標計算を行う
  ISOTOPE 力の定数行列を機番9のファイルに書き出す
* ITER ITER の経過をプリントする
  ITRY=nn SCF 計算の反復の最大回数を n 回とする
  IUPD=n EF 計算においてHessian更新モードにする
  KINETIC=n.nnn IRC, DRC計算において運動エネルギーを加える。 kcal/mol
  KING SCF に Camp-King の収束法を使用する
  LARGE 印字する情報量を拡張する
  LBFGS メモリを食わないBFGS法による構造最適化(最適化変数の数が2000以上の場合のデフォールト)
  LET いくつかの安全チェックを無視させる
  LEWIS Lewis構造をプリントする
* LINMIN Line Minimization 法の経過をプリントする
  LOCALIZE 局在化軌道をプリントする
  LOG ログを書き出す
  MECI MECI計算の詳細をプリントする
  MERS=(n1,n2,n3) BZ のためのキーワード
  METAL=(a[,b[,c...]]]) 指定されて原子を100%イオン化する
  MICROS=n C.I. 計算に特定の microstate を用いる
  MINI 大きな分子の構造データの出力を抑える。 フラッグ1を指定した座標のみを出力する (最適化フラッグは2に変更する)
  MINMEP 定義された面でMEPを最小化する
  MMOK CONH結合に分子力学補正を加える
  MNDO MNDO ハミルトニアンを使用する
  MNDOD MNDO-d ハミルトニアンを使用する
  MODE=n EF計算において Hessian モードの n 番目を追跡する
* MOLDAT  MOLDAT の経過をプリントする
* MOLSYM MOLSYM  の経過をプリントする
  MOPAC Z行列の2, 3番目の原子の指定に従来のMOPAC形式を採用する
  MOZYME 大きな分子のSCF計算を高速化するためLMO法を用いる
  MS=n MECI におけるスピン磁気成分
  MULLIK Mulliken のポピュレーション解析をプリントする
  N**2 励起状態のCOSMO法計算において屈折率の2乗を指定する
  NLLSQ NLLSQを使用してエネルギー勾配を極小化する
  NOANCI 解析的C.I.導関数を使用しない
  NOLOG 計算記録(LOG)ファイルへの出力で可能なものを削る
  NOMM CONH結合に分子力学補正を行わない
  NONET NONET 状態を指定する
  NONR EF 計算で Newton-Raphson 法を使用しない
  NOOPT, NOOPT-X 指定したタイプの原子について最適化を行わない  (タイプを指定しない場合はすべての原子について最適化を行わない)
  NOREOR 対称性の作業後に再配向をしない
  NORES PDB形式で、入力データで与えられた順序を維持する
  NOSYM 点群対称性を C1 に設定する
  NOTHIEL Thiel の FSTMIN 法を使用しない
  NOXYZ Cartesian 座標をプリントしない
  NSPA=n COSMO 法のセグメント数を設定する
  NSURF=n ESP 計算で使うConnolly表面の数
  OCTET RHF で八重項状態を指定する
  OLDCAV COSMO 法で溶媒接触表面の計算に旧式な方法を用いる
  OLDENS 密度行列の初期値をファイルから読み込む
  OLDFPC 古い物理定数を使用する
  OLDGEO 前回の構造を使用する
  OMIN=n.nn TS で固有ベクトルの重なりを許す最小値
  OPEN(n1,n2) 開殻 RHF を行う
  OPT すべての原子の座標を最適化する
  OPT-C すべての炭素原子の座標を最適化する
  OPT-H すべての水素原子の座標を最適化する
  OPT-N すべての窒素原子の座標を最適化する
  OPT-O すべての酸素原子の座標を最適化する
  OPT-S すべてのイオウ原子の座標を最適化する
  P=n.nn n.nn ニュートン/m2の圧力を加える
  PDB 入力構造がPDB形式であると指定する  (複数の構造を含む場合に指定する)
  PDB=(text) PDBファイルで使われている元素の記号を指定する
  PDBOUT 構造をPDB形式で出力する
  PECI 対電子のみを含む C.I. 計算
  PI 密度行列をσ, π, δ成分に分離する
  pKa 酸素 に付いた水素(O-H)のうち最も酸性の水素のpKaをプリントする
* PL ITERでの密度行列の収束状況を監視する
  PM3 MNDO-PM3 ハミルトニアンを使用する
  PM6 PM6 ハミルトニアンを使用する
  PM6-DH+ 分散力と水素結合に対する補正を含めたPM6-DH+ 手順を使用する
  PM6-DH2 分散力と水素結合に対する補正を含めたPM6-DH2 手順を使用する
  PM6-DH2X 分散力および水素原子とハロゲン原子の結合に対する補正を含めたPM6-DH2X 手順を使用する
  PM7 PM7 ハミルトニアンを使用する
  PM7-TS PM7-TS ハミルトニアンを使用する (エネルギー障壁に対してのみ)
  PMEP 半経験的MEP計算を行う
  PMEPR 指定された面での半経験的MEP計算を行う
  POINT=n 反応経路における計算点の数
  POINT1=n 格子点計算における第一方向内の点の数
  POINT2=n 格子点計算における第二方向内の点の数
  POLAR 一次、二次、三次の分極率を計算する H, C, N, O, F, Si, P, S, Cl, Br, I
  POTWRT ESP 計算において静電ポテンシャルを機番 21 に書き出す
* POWSQ POWSQ の経過をプリントする
  PRECISE 収束判定条件を 100 倍厳しくする
  PRESSURE 固体やポリマーに圧力または張力を適用する
  PRNT=n EFにおける構造最適化の詳細をプリントする
  PRTINT 原子間距離をプリントする
  PRTMEP MEP等高線データを<ファイル名>.mepに書き出す
  PULAY SCF を得るために Pulay の収束法を使用する
  QPMEP Wang-Ford型AM1 MEPから求めた電荷
  QUARTET RHF で四重項状態を指定
  QUINTET RHF で五重項状態を指定
  RAPID IMOZYME法による構造最適化で、SCFの間に最適化される原子のみを 使用する
  RECALC=n EF 計算で n ステップごとに Hessian 行列を再計算する
  RE-LOCAL, RE-LOCAL=n MOZYME計算の途中と最後にLMOの再局在化を行う
  RELSCF=n SCF 判定の値をデフォルト値のn 倍にする
  REORTHOG MOZYME計算でSCF計算10回ごとに再直交化を行う
  RESEQ PDB の慣行に従って原子を再配列する
  RESIDUES ポリペプチドのそれぞれの原子をアミノ酸残基でラベルする
  RESTART 中断した計算の再起動
  RHF 制限Hartree-Fock法を使用する
  RM1 RM1ハミルトニアンを使用する
  RMAX=n.nn TS で、エネルギーの計算値と予測値の比の変化の最大値
  RMIN=n.nn TS で、エネルギーの計算値と予測値の比の変化の最小値
  ROOT=n C.I. 計算で n 番目の根を最適化する
  RSCAL EF 計算の P-RFO ステップで信頼半径にセットする
  RSOLV=n.nn COSMO 法で使う溶媒の有効半径
  SADDLE 遷移状態を最適化する
  SCALE=n.n ESP 計算における van der Waals 半径のスケール因子
  SCFCRT=n.nn SCF 判定条件のデフォルトを n.nn にする
  SCINCR=n.nn ESP 計算における層間距離の増分
  SEPTET RHF で七重項状態を指定
  SETPI n MOZYME, some p bonds are explicitly set by the user
  SETUP SETUP ファイルからキーワード群を読み込む
  SEXTET RHF で六重項状態を指定
  SHIFT=n.nn SCF が振動して収束しない場合の減衰因子
  SHUT <file> 再実行用ファイルを作成して終了する命令を MOPAC に送る
  SIGMA SIGMA を使用してエネルギー勾配を極小化する
  SINGLET 一重項状態を指定
  SITE=(text) たんぱく質の残基のイオン化部位を指定する
  SLOG=n.nn BFGS 最適化で n.nn をステップサイズとする
  SLOPE MNDOによる電荷の値をスケールするための乗数
  SMOOTH GRID計算で、別方向の計算も行い不自然な結果を避ける
  SNAP 対称操作で結合角の精度を上げる
  SPARKLE スパークルを使用する
  SPIN 最終のスピン行列をプリントする
  START_RES(text) デフォルトと異なる場合に、たんぱく質の開始残基番号を指定する
  STATIC 静的分極率を計算
  STEP 反応経路のステップサイズ
  STEP1=n.nnn 格子点計算の第一座標変数の刻み幅を定義する
  STEP2=n.nnn 格子点計算の第二座標変数の刻み幅を定義する
  STO3G 分子軌道をSTO-3G基底で非直交化する
  SUPER superdelocalizability (親核・親電子非局在化)をプリントする
  SYBYL TriposのSYBYL用のファイルを出力する
  SYMAVG ESP 計算において対称性から等価な電荷を平均する
  SYMOIR 固有ベクトルの指標と規約表現の数をプリントする
  SYMMETRY 対称条件を課して構造を定義する
* SYMTRZ SYMTRZ.での経過の詳細をプリントする
  T=n[M,H,D] CPU 時間の制限 デフォルト 172,800秒(2日)
  THERMO 熱力学諸量を計算する
  THERMO(nnn) 開始温度を指定して熱力学諸量を計算する
  THERMO(nnn,mmm)  温度の上限、下限を指定して熱力学諸量を計算する
  THERMO(nnn,mmm,lll)  温度の上限、下限、刻み幅を指定して熱力学諸量を計算する
* TIMES いろいろな過程の計算時間をプリントする
  T-PRIORITY DRC 計算において時間を優先する。デフォルト 0.1 fs
  T-PRIORITY=n.nn DRC 計算においてn.nn秒経過するごとにプリントする
  TRANS 系が遷移状態であることを示す(熱力学諸量の計算時に虚の振動数を含めない)
  TRANS=n  熱力学諸量の計算時にn個の低い振動数の振動を含めない
  TRIPLET 三重項状態を指定
  TS EF ルーチンを用いて遷移状態を求める
  UHF 非制限 Hartree-Fock 計算
  VDW(text) COSMO法、ESP, PMEP計算で使う van der Waals 半径を指定する
  VDWM(text) MOZYME計算で使う ファンデルワールス半径を指定する
  VECTORS 最終固有ベクトルを印字する
  VELOCITY DRC 計算において初期速度ベクトルを与える
  WILLIAMS ESP 計算で Connolly 表面の代わりに Williams 表面を用いる
  X-PRIORITY=n.nn DRC、IRC 計算において指定された構造変化があるごとに結果をプリントする
  XENO たんぱく質中の非標準アミノ酸残基を含める
  XYZ XYZ座標系を用いてすべての計算を進める
  Z=n クラスター中の量体の数

* デバッグ用のキーワード


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