Gaussの消去法(連立方程式の解法)
のような連立方程式は、行列を使って一般に
問題 Gaussの消去法により、次の連立方程式を解きなさい。(P.52 演習4-2)
gausel.java
問題 Mo、TiおよびVイオンのそれぞれの溶液と過酸化水素とで錯体を作り、可視領域の吸収
スペクトルを測定した。330nm、410nmおよび460nmにおけるそれぞれの金属錯体の吸光度
は次のとおりであった。溶液の濃度はすべて40.0 mg/l である。
解答 y = 2, X = 1
のように表現できる。
No. 3 |
V |
0.0604 |
No. 2 |
Ti |
0.0405 |
No. 1 |
Mo |
0.0146 |
Mo、TiおよびVイオンを含む未知の溶液を過酸化水素で処理し、波長330nm、410nmおよび
460nmにおける吸光度を測定したところ、{0.284, 0.857, 0.718}となった。それぞれの金属イオンの
濃度を求めなさい。
係数行列Aが上三角行列となるように変換し、Bベクトルにも同じ操作を施す。最後の式は
未知数xnのみを含みxnについて解くことができる。結果を順次上の式に代入していくことに
より解をすべて得ることができる。
|
Mo |
Ti |
V |
330nm |
0.416 |
0.130 |
0.000 |
410nm |
0.048 |
0.608 |
0.148 |
460nm |
0.002 |
0.410 |
0.200 |
解答 それぞれの値を0.04で割って、濃度をg/l 単位に変換する。