Simpson則による放物線の下の領域の積分
積分の近似を改善するために、区間aからbを偶数の部分区間に分割し、最初の部分区間を
覆う唯一の放物線を決定するのに連続した3点を用いる。連続した部分区間についての和を
全区間にわたって取ると、Simpson則として知られる方法となる。
問題 Simpson則を利用して、正規分布関数
実行結果 部分区間の数を変えて0から1までの範囲を積分した場合
n |
積分 |
10 |
0.341315 |
100 |
0.34134489 |
1000 |
0.34134489 |
integ3.java
について、区間範囲と部分区間の数を変えて積分の値を求めなさい。
問題 通常の大人の全血清コレステロールのレベルが200mg/100ml (200mg%)で、
標準偏差が 25mg%であるとする。ある患者について調べたところ、265mg%の全血清
コレステロールを含むことがわかった。
この患者のコレステロール値が異常に高いと95%の信頼レベルで言っても良いか。
ヒント p.20の(2-12)式より、Zスコアは、(265 - 200)/25= 2.6 となる。
積分範囲を0から2.6としてプログラムを実行してみよ。
上の式が成立すれば、「コレステロール値は異常に高いと95%の信頼レベルで
言っても良いことになる。