得られた軌道エネルギーと分子軌道関数から,反応性の予測に役立つ種々の量を導くことができる。
OCC
qr = ∑nicir2 (25)
ただし,cirは,i番目のMOのr番目の原子軌道の係数,niはi番目のMOの占有電子数、
OCC
∑ は被占軌道についての総和を示す。
OCC
Prs = 2∑circis (26)
cir,cisは,i番目のMOのr番目,s番目の原子軌道の係数。
Fr = 3 - ∑’Prs (27)
fr(E) = 2・cHOMO,r2 (28)
fr(N) = 2・cLUMO,r2 (29)
fr(R) = cHOMO,r2 + cLUMO,r2 (30)
cHOMO,rは,基底状態における最高被占軌道のr番目の原子軌道の係数,
cLUMO,rは,基底状態における最低空軌道のr番目の原子軌道の係数
OCC
Sr(E) = 2∑(cjr)2/λi (31)
unOCC
Sr(N) = 2∑(cjr)2/(-λi) (32)
OCC unOCC
Sr(R) = ∑(cjr)2/λi + ∑(cjr)2/(-λi) (33)
OCC unOCCC
∑, ∑ はそれぞれ被占軌道,非占軌道についての総和をとることを意味する。
λjはj番目のMOのエネルギーを示す。(β単位)