例00: PM6法によるホルムアルデヒドの１点計算

入力された構造でSCF計算を一度だけ行う。構造最適化は行わない。

 PM6 1SCF
 Formaldehyde
 1SCF Calculation
  O    0.00000  0    0.0000  0    0.0000  0    0    0    0  
  C    1.22732  1    0.0000  0    0.0000  0    1    0    0  
  H    1.11047  1  122.2258  1    0.0000  0    2    1    0  
  H    1.11047  1  122.2258  1  180.0000  1    2    1    3

キーワード行

１行目はキーワード行です。どのような計算を行わせるるかをキーワードにより指定します。

PM6: PM6ハミルトニアンを使用します。（バージョンによってデフォルトが異なるので、明示的に指定すべきです。）

1SCF: SCF計算を1度実行します。（構造最適化を行わない。）

タイトル行

２行目はタイトル行です。通常は計算対象の分子の名前などを記入します。

コメント行

３行目はコメント行です。計算に関する情報を記入します。空行でもかまいません

構造データ

４～７行目は構造データです。元素記号または原子番号で原子の種類を指定します。分子構造は、内部座標（Zマトリックス）あるいはXYZ座標で定義します。

座標値（内部座標では、結合距離、結合角および二面角）の後の整数は構造最適化のフラッグです。ただし、1SCF計算の場合は意味を持ちません。

1　　最適化する
0　　最適化しない
-1　　Minimum Energy Pathの変数あるいはエネルギー曲面上の格子点計算の変数とする

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