MOPAC2009についてのメモ

MOPAC2009 (2007) とMOPAC2002の相違点  (http://openmopac.net/に書かれていること)

MOPAC 2007は、MOPAC 7.1の改良版であり、RM1とPM6法が追加され、固体状態の扱いがさらに重視されています。
MOPAC 2009は、MOPAC 2007にMOZYME法が追加されたものです。
ただし、MOPAC2002の次の機能はMOPAC 2007には(まだ)ありません。

MOPAC2009とMOPAC2002の相違点  (http://openmopac.net/に書かれてないこと)

使えない機能

異なる仕様

MOPAC 6 でできて、MOPAC2009 でできなくなったこと

MOPAC 6 の AM1 にあった、B が使えない。

Green関数によるイオン化ポテンシャルの補正が使えない

PM6の特徴

固体の扱い

水素結合の扱いの改善

分極率の計算 対象:H, C, N, O, F, Si, P, S, Cl, Br, and I

pKa : 酸素に付いた最も酸性な水素のpKaを表示する。RMSエラーは0.54。例については、pKa results を参照

Features of PM6 in MOPAC 2009

PM6 journal article, supplementary material

MOPAC2009 の配布プログラムについて

実行形式ファイルは、Windows版、Mac版およびLinux版が配布されている。

Windows XP & Vista用実行ファイルでは、実行時にQuickWinのウィンドウに実行状況の一部が表示される。
その他のWindows用実行ファイル( for DOS under any Windows (except XP))では、実行時にメッセージは表示されない。

現在のところ、並列化はされていない。 しかし、MOPAC2009のプロセスを同時に複数実行させることは可能なので、
マルチCPUやマルチコア CPUの環境であれば、PCの性能を活かすことができる。


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