きれいな白金線に塩酸で浸した試料を付け、ガスバーナーの酸化炎の中に
さし込んだ時に示す炎の着色によって、試料中に含まれる金属成分を判定する方法です。
(炎色試験)

 

<留意点>
・白金線を綺麗にするには、バーナーの酸化炎(外炎)に入れても炎に色がつかなくなるまで、
 濃塩酸と純水による洗浄を繰りかえす。(白金線を濃塩酸に浸し、酸化炎中で焼いたのち
純粋で洗浄する。)

・ガスバーナーの代わりにアルコールランプでもできるが、芯の先を切り取って、新しい芯に
 してから使う。芯はきれいなピンセットで扱うこと。(芯を手で触るとナトリウムの炎色反応が出る。)

・カリウムの炎色反応は色が薄く,混在するナトリウムの炎色に邪魔されることが多いため,
 コバルトガラスを通して観察すると良い。(他の金属の炎色反応についても、コバルトガラスを通して
 見ると、それぞれまた違った色に見える。 )


 

実際にどんな色に見えるのかは,炎色反応の写真のページおよび炎色反応の動画のページをご覧ください。  


炎色反応 | 身の回りの化学

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