「炎色反応」は、高校の化学の教科書の「金属イオンの分離と確認」のところで出てきます。

 ある種の金属塩(主にアルカリ金属や アルカリ土類金属など)を炎の中に入れて強熱すると,炎に金属特有の色がつく場合があります。これが「炎色反応」と呼ばれるものです。

 炎色反応を利用して試料中に含まれる金属成分を判定する方法は炎色試験と呼ばれ,
古くから用いられている鋭敏な定性分析法の一つです。



これも炎色反応?

 あっ、大変!味噌汁の入ったお鍋がふきこぼれています。
 この時に、ガスコンロの炎が黄色くなるのは、味噌に含まれる食塩のナトリウム
による着色です。


たき火の炎がゆらゆらきれい・・・
赤い炎が赤紫に変わったわ!

赤紫の炎は、植物中に含まれるカリウム塩によるものです。


 ヒューーー、ドドーン!
夏の夜をいろどる花火の色にも炎色反応が使われています。
バリウム塩の緑色、ストロンチウム塩の赤色、銅塩の青緑色などがよく使われています。



炎色反応 | 身の回りの化学

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