気体は分子間の距離が大きく,分子同士の間にほとんど力が働かないため、分子は熱運動により空間を自由に飛びまわっている。(0℃、1気圧で1分子が占める体積は分子の大きさの約1000倍と見積もられる。) 煙やにおいは、風が無くても周囲に広がっていく。このような拡散現象は、気体分子が空間を飛びまわっているためである。 同じ種類の分子や原子でも、すべての粒子が同じ速度を持っている訳ではない。気体分子はあらゆる方向に違った大きさの速度で運動し,衝突を繰り返してお互いの間でエネルギーのやり取りをし、その結果として速度や位置も常に変化している。 |
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