Juliaによる Hückel 分子軌道法計算

Julia はプログラミング言語ですが、豊富なライブラリを持ち、スプリプト言語のような感覚で高度な科学技術計算を簡単に行うことができます。

  1. 線形代数の操作を行う前に、LinearAlgebraモジュールを読み込みます。
  2. 固有値を求める関数はeigvals、固有ベクトルを求める関数はeigvecsです。eigenで、固有値と固有ベクトルを同時に求めることもできます。

実行例 エチレン   C1=C2

エチレンの計算

E_1 =  α + β      \[CurlyPhi]_1 = c_1 (φ_1 + φ_2)
E_2 =  α - β      \[CurlyPhi]_1 = c_2 (φ_1 - φ_2)

と求められました。

降順にしたい場合は、reverse()を用います。

詳しくは、簡単なヒュッケル分子軌道法計算プログラムのダウンロードに掲載しているJuliaプログラムを見てください。

実行例 ブタジエン   C1=C2-C3=C4

ブタジエンの計算

  E_1 =  α + 1.618β    
  E_2 =  α + 0.618β     
  E_3 =  α  - 0.618β   
   =  α - 1.618β      

 と求められました。

実行例3 ホルムアルデヒド       C1=O2

ホルムアルデヒドの計算

E_1 =  α + 1.618 β     ψ1 = 0.526φ1 + 0.850φ2
E_2 =  α - 0.618 β     ψ2 = 0.850φ1 - 0.526φ2

と求められました。


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