引火(いんか)とはなにか
マッチの火が近づいただけで、3つとも火がついた。
ガソリンは、マッチの火が近づいただけで火がついたが、他の2つはつかなかった。
灯油と天ぷら油は、液面にマッチの先がついて軸木がふれると、その部分がよく燃えた。
この実験から次のことがわかります。
ガソリンの例のように、すでに存在している火から、火が移ってそこに新しい火ができることを「引火」といいます。
また、物質が引火するための最低の温度があることがわかります。この温度のことを、「引火点」といいます。
引火点とは
固体または液体の温度が上がって,その表面の飽和蒸気圧と空気の混合物の組成が燃焼範囲(爆発範囲)に入ると,着火可能となる。
この温度を引火点という。
物質の引火点の例 (℃)
ガソリン <−40 エーテル −40〜−20 引火点は、低い物質ほど引火しやすいので、危険です。
いろいろな物質の引火点や発火点を表に示しましたので、身近なものの引火点を調べてみましょう。
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