燃焼限界(爆発限界)

 燃料の気体と空気が混合したものが燃焼する場合、熱の発生速度はAのような山型になります。組成に対する熱の逃散速度がほぼ一定とすると、右の図のBのような直線になります。

 A > B の範囲  ・・・ 燃焼が進行

 A < B の範囲  ・・・ 燃焼を維持させることができない

 熱の発生速度が散逸速度よりも大きく、燃焼が持続可能な燃料ガスの濃度範囲を、燃焼範囲(爆発範囲)とよびます。

 右図からわかるように、燃焼範囲には上限と下限があります。この値を燃焼限界(爆発限界)ということもあります。
 

 
 種々の燃料の燃焼限界についてはこちらをご覧ください。



  ■ 発火 | ■ 燃焼の化学 | ■ 身の回りの化学

このページの著作権は,木原 寛が保有しています。