燃えたピーナツの質量

火を消した後ピーナツの燃えかすが残ります。この燃え残った分は水を温めるのには使われていません。したがって,水を温めるのに使われたピーナツの質量は、はじめのピーナツの質量から実験後のピーナツの質量を差し引いたものになります。

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ピーナツ1gあたりの熱量

仮にピーナツの熱量がすべて水を温めるのに使われたと考えると,水が受け取った熱量を燃えた分のピーナツの質量で割ると,ピーナツ1gあたりの熱量が分かります。

熱量(仕事,エネルギー)の単位はジュール(J)です。国際度量衡会議で,熱量の単位として従来用いられたカロリー(calorie,cal)は出来るだけ使わぬこと,もし用いる場合には1カロリーに相当するジュールの値を付記することが決議されていますが,.中学校の教科書では未だに,「熱量を表す単位には,カロリー(cal)が用いられる。水1gの温度を1℃上げるのに必要な熱量を1calという。」と記述されています。

一定量の水に温度変化があった時,水が受け取った熱量は、

(水の質量)X(水の比熱)X(水の温度変化)

で求められます。

熱量の単位をカロリーで表すと,水の比熱はほぼ1なので,この水が受け取った熱量を表す式は、

(水の質量)X(水の温度変化)

と簡単になります。

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