炭の燃焼


 炭の燃焼は、炭素が酸素と化合し二酸化炭素を生成する反応である。

 化学反応式で表すと、次のようになる。

 炭素が酸素と化合し二酸化炭素を生成する反応が実際に進むということは、炭素原子と酸素分子が
別々に存在する状態に比べ、二酸化炭素となった状態のほうがエネルギー的に有利であるからと
考えられる。


 炭素1モルと酸素1モルから二酸化炭素1モルが生成する時に発生するエネルギー(燃焼熱)は
393 kJ である。

 しかし実際には,炭を空気中に放置しておいても、自然に発火して燃焼するということはありません。
炭に火をつけるためには、マッチやライターなどの加熱源を使う必要があります。

 このことを理解するためには,反応速度という考え方が必要です。


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