水素の燃焼

 水素の燃焼は、水素が酸素と化合し水を生成する反応です。

 化学反応式で表すと、次のようになります。



または




分子モデルで表すとのようになります。   

  この反応式は、反応系と生成系の最終的な量的関係を表しているものです。

    それぞれの段階で起こる「素反応」については、「水素の燃焼反応−素反応」の項をご覧ください。


 水素が燃えて発生する熱


 水素が酸素と化合し水を生成する反応が実際に進むということは、水素分子と酸素分子が
別々に存在する状態に比べ、水分子となった状態のほうがエネルギー的に有利であるからです。

 

 水素1モルと酸素0.5モルから水1モルが生成する時に発生するエネルギー(燃焼熱)は284 kJ です。


 しかし実際には,水素を空気中に放置しておいても、自然に発火して燃焼するということはありません。
水素に火をつけるためには、点火源や発火源を使う必要があります。

 このことを理解するためには,活性化エネルギーと反応速度という考え方が必要です。


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