どのようにして火の温度を測るのか?

 火の温度を測る方法としては、次のようなものがあります。

  熱電対


 炎の温度を測る最も簡単な方法は、熱電対を使う方法です。

 よく使われるのは、白金と白金ロジウム合金を使うもので、1500℃くらいまで測れます。
 タングステンとその合金のような融点の高い金属の熱電対を使えば、2500℃位の高い温度も測定できます。

   問題点


  光の利用


 いろいろな方法がありますが、よく使われるのはナトリウムD線反転法です。

 


 炎の中にナトリウムのような強い線スペクトルを出す物質を入れる。

 たとえば、食塩(塩化ナトリウム)を入れると、Naが解離し励起されてD線(波長589.0と589.6nm)の光を出す。

 その炎を、背後からタングステン電球の強い光で照らす。
 

 タングステン電球のフィラメントの温度を次第に上げていき、NaのD線がちょうど消える時のフィラメントの温度を求めれば、それが火炎の温度になる。(Na原子の温度が火炎の温度と同じとする。)

フィラメントの温度 < 火炎の温度  分光器にNaのD線のスペクトルが現れる。
フィラメントの温度 = 火炎の温度  NaのD線のスペクトルはフィラメントの連続スペクトルと
 識別できなくなる。
フィラメントの温度 > 火炎の温度  分光器にNaのD線のスペクトルは、吸収スペクトルの
 暗線になる。



 ■ 火の色と温度 | ■ 燃焼の化学 | ■ 身の回りの化学


このページの著作権は,木原 寛と今福京子が保有しています。