酸素供給源
空気中でものが燃えるのは、空気中の酸素が供給されるからである。
通常の空気には約20%の酸素が含まれている。(大気の化学成分)
空気の供給が充分でなかったり、空気中の酸素の濃度が低かったりする場合には、燃焼反応を維持できなくなる。
燃焼限界 の項もご参照ください。
空気以外の酸素供給源
空気中の酸素以外にも,燃焼の際の酸素の供給源となるものがある。
第1類の危険物は不燃性物質であるが、酸化剤であり,その中には他の可燃性物質を酸化させうる酸素を多量に含んでいるので、酸素の供給源となる。
また、第5類の危険物のように、可燃物それ自体が酸素を多量に含んでいて、自己の酸素で燃焼を起こす場合もある。これを自己燃焼または内部燃焼と呼ぶ。これらは自己の中に燃焼の条件を満たす要素を二つ持っているので、点火源さえあれば燃焼を起こし,燃焼は爆発的である。
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